柚希のトロいブログ@PSO2

PSO2とか音楽とかアニメ、PC、本など興味あるものをつらつら綴る趣味ブログをやってます。

ですねぇ。

 

というわけで4月のACスクラッチからこちら。

 

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ブレザーいいですねえ。どうやら大人気みたいです。

 

ついでに、本の紹介。

 

 

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)
 

 

本屋さんで目に止まったので、読んでみました。

 

展開としては映画化しやすそうな、とんとん話が進んでいく感じ。

場面も想像しやすかったです。

中身としては、絵画について取り扱った作品。

図像学の研究をしている主人公が事件に巻き込まれていく感じですね。

 

図像学・・・イコノグラフィー

 

イコンというのは聞いたことある方もいたりいなかったり。

特に西洋画において、宗教上の肖像や絵画などで、何らかの意味を伝えるべく

描かれたもの、みたいな解釈でおおまかにはあっているはず。

 

要は、絵や図形にはそれをモチーフとするイメージがうんぬん・・・。

大学の授業でもちょっとかじっていたので、興味深く、けっこうスラスラ読めました。

 

絵に興味ない人はあんまり向かないかもですね。

トリック?に関しては、まあこんな感じかな、といったところ。

「6」がキーワードになってますね。

 

ここから少しネタバレ注意。

 

 

 

ヨハネの黙示録から6がサタン、不完全なもの、

人間から五感に第六感を加えて6。五感にプラス何かで人間としてのイメージを

喚起させることで絵の効果をすり替えるわけですが、

読んでいる途中で、ひっかかったところがありました。

 

「正方形は完成、調和を表す」

こんな感じの言葉があったように思います。

 

キューブは立方体だから、実はこれも6。

設立当時のキューブはおじいさんを含めて6、そこには千景はいません。

図像学的にいうと、表面では完成された立方体、

裏では、千景の欠けた不完全なもの、みたいな意味がこめられていたのでは・・・

 

と、そんなことを思ったり。

 

あとは、カゲロウさん、とは誰なのか。

一切姿を見せず、情報だけを提供してくれる謎の人物。

病院事情とかにもかなり詳しい。

 

陽炎・・・暑い日とかにアスファルトがゆらゆら揺れて見えるアレ。

 

この作品からして、たぶん、登場人物の中にいる気がする。

タキミ会長とか。

もともと絵を手に入れようとしていたみたいだし、

情報提供してきたのはカゲロウさんからだったかと思うし。

まあでも年齢的にネットが使いこなせるか、というと疑問だしなあ。

 

それから京兄さんの役割。

これはなんとなく笠井の無意識にコマにされていた感じはありますね。

ホテルに突入してきた時に笠井がいたのもかなり不自然。

というか決まりかな?w

 

何度か出てくる観覧車は、千景にとっての「デート」のイメージ?

それか何か図像学的に暗示してるのでしょうか。「円」とかかも。

透磨の上書きって感じもしますが・・・。

 

他にも探したらいろいろありそうですね。

まあ、作者がそこまで考えて話を作ってればの話だけどw

 

なにはともあれ、ちょっと学生に戻った気分で読めた一冊ですb